青山 代表から離脱 西野監督 精神的支柱として期待も「ケガで断念することになり非常に残念」
2018年05月25日 05:30
サッカー
西野監督の構想は早くも崩れた。今季首位を独走する広島を主将としてけん引。3年ぶりに代表復帰となった青山を「彼がつくっていると言っても過言ではないぐらい今の広島のサッカーを象徴する選手」と評し、精神的支柱としても期待していた。前回大会の経験者で元広島監督の森保一コーチの信頼も厚く、W杯メンバー入りは確実視されていた。
青山は当初、この日から練習に参加予定だった。千葉県内の宿舎に入り、他メンバーと昼食までともにしたが、練習場には姿を見せることなく広島に戻った。青山は広報を通じ「チームにも入れずケガで断念することになり非常に残念です。チームのみんなには日本のために頑張ってほしい」とした。
代表戦士にも動揺が走った。広島時代に同僚だった槙野は「僕の部屋に来て“一緒に戦えなくなった俺の分まで戦ってくれ”と。気持ちをくんで戦うしかない」と明かした。今回の招集外選手では森重、今野、久保、中島、興梠、杉本、小林悠の7人が予備登録されているが、同じ守備的MFの今野も右足首の手術を受けており全治2カ月。他にもFW岡崎、MF乾、GK中村、東口が負傷を抱える西野ジャパン。W杯に向け、不安の船出となった。