ドイツまさかの黒星発進 前回王者がカウンター一発に沈む

2018年06月18日 05:30

サッカー

ドイツまさかの黒星発進 前回王者がカウンター一発に沈む
メキシコに敗れ肩を落とすドイツイレブン(AP) Photo By AP
 【W杯1次リーグF組   ドイツ0―1メキシコ ( 2018年6月17日    モスクワ・ルジニキ競技場 )】 前回王者ドイツが黒星発進だ。17日にメキシコと対戦し、GKマヌエル・ノイアー(32=Bミュンヘン)が再三の好セーブを見せるも、前半35分に速攻からFWイルビング・ロサノ(22=PSVアイントホーフェン)に先制弾を許す苦しい展開となった。後半に必死の反撃を試みるも最後までゴールを奪えず、イタリア(34、38年)、ブラジル(58、62年)に続く56年ぶりの連覇へ向け、早くも黄信号がともった。
 まさかの失点だった。0―0の前半35分。出足が鋭いメキシコに速攻を許し、最後はFWロサノに右足シュートを打たれた。これには広い守備範囲で再三ピンチを救っていたGKノイアーもお手上げ。先制点を許した。レーウ監督は「チームはやる気に満ちている。我々もすぐに存在感を示したい」と意気込んでいたが、前半はサポーターの大声援に後押しされた相手に完全にお株を奪われる形となった。

 準備に抜かりはなかった。指揮官は「ブラジル、スペイン、フランス…。強豪国は4年前と比べどこもレベルアップする」と予想し、連覇にはさらなる進化が不可欠と判断。優勝した昨年のコンフェデ杯ではFWウェルナーら若手を積極的に起用し、ベテランとの融合で強化を図った。前回優勝を経験したのはGKノイアー、MFクロース、MFミュラーら9人。欧州予選は10試合で43得点と圧倒的な強さを誇示するなど進化を証明して今大会に臨んでいた。

 後半に入り、MFケディラを下げFWロイスを投入するなど必死の反撃を試みた。だが、結果は0―1の敗戦。王者スペインが初戦でオランダに1―5で敗れる波乱の幕開けとなった前回大会に続き、ドイツも初戦で敗れた。前日会見で指揮官は「我々は少なくとも4強には入らないといけない」と力強く話していたが、56年ぶりの大会連覇へ向け、不安な滑り出しとなった。

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