どこかに勝機が…西野監督「61位の日本ですから あらゆる策を駆使したい」

2018年07月02日 05:06

サッカー

どこかに勝機が…西野監督「61位の日本ですから あらゆる策を駆使したい」
会見する西野監督(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 日本代表は2日午後9時(日本時間3日午前3時)から、ロストフナドヌーで開催される決勝トーナメント1回戦でベルギーと対戦する。西野朗監督(63)が1日に公式会見に臨み、史上初の8強入りに向けての意気込みを語った。
 ――PK戦の準備はしている?

 「PK戦に至る前に決着をつけたい。これまでの自分が代表ではないチームを預かってきた中でもタイトルが獲れるか、獲れないかのPK戦があったが、1度たりともチーム全員でPKの準備をしたゲームはない。あの精神状態をトレーニングの中でつくることは不可能。あまり意味のないトレーニングだと思っている。現状も1度もピッチでトレーニングはしていません」

 ――決勝トーナメントの厳しさをどう感じているか?

 「ベスト16のノックアウト方式なので、いろんなチャレンジをしてゲームに臨む必要がある。世界トップ3にランクされている(FIFAランク3位の)ベルギーにどう挑むか。61位の日本ですから。あらゆる策を駆使したい。紙一重の戦いでもあると思うので、どこかに勝機は落ちている。全員でそれを拾いにいきたい。選手、チーム、スタッふ一丸となって臨みたい」

 ――02年W杯日韓大会のトルコ戦、10年W杯南アフリカ大会のパラグアイ戦(ともに決勝トーナメント1回戦)から生かせることはあるか?

 「2大会とも日本チームはグループステージを素晴しい戦いで形で勝ち抜いた。だが全てを出し尽くした感じで、チームに余力があったかどうか。02年は初めてステージを突破した達成感や満足感があった。貪欲にベスト16に対して挑んだかといえば、どうだったでしょうか。2回目の南アフリカもグループステージで全てを投げ打って(決勝トーナメント進出を)勝ち取った。そういう2大会を踏まえて、今大会はラウンド16にアプローチしている。まだまだ強豪国並に“W杯は決勝トーナメントに入ってから”とはならないが、3度目で、それぐらいの精神的な余裕、スピリット、メンタリティーはあっていい。おそらくベルギーは“これからW杯始まるぞ”という感じ。我々も精神的な面で同じレベルに立ちたい。そういう準備をしてきたし、それぐらいの気持ちは持っていい。十分に余裕を持って決勝トーナメントに入れる状態にあると強く感じている」

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