【西野監督と一問一答1】「追い詰めたが勝ちきれない」「わずかと思っても、わずかじゃないかも」

2018年07月03日 06:31

サッカー

【西野監督と一問一答1】「追い詰めたが勝ちきれない」「わずかと思っても、わずかじゃないかも」
<ベルギー・日本>ベルギーに逆転負けで8強進出を逃し、ぼう然とした表情の西野監督(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦   日本2―3ベルギー ( 2018年7月2日    ロストフナドヌー )】 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日(日本時間3日)、決勝トーナメント1回戦が行われ、日本(FIFAランク61位)が強豪ベルギー(同3位)と対戦。2―3で逆転負けし、史上初の8強進出はならなかった。後半3分に原口元気(27=デュッセルドルフ)、7分に乾貴士(30=エイバル)がゴールを決め2点先行するも3失点した。02年日韓大会、10年南アフリカ大会に続き“16強の壁”を越えることができなかった。
 試合後の西野朗監督との一問一答は以下の通り。

 ――W杯が終わった。試合後、ピッチで何を思った。

 「善戦するだけではなくて勝ちきらなければいけない。今のチーム力であればベルギーに抵抗できるのではないかと思った。いろんなプランの中で最高の流れをつかんだが、最後にこういう形になるゲームの組み立ては考えていなかった。2―0になって、メンバーをそのままで3点目という思いがあった。ボールもゲームもコントロールできる時間があったが、最後の30分は本気のベルギーに勝てなかった。あそこまで覆されるとは思っていなかった」

 ――延長は考えたか。

 「90分で決めたい気持ちもあったし、延長も考えていた。スーパーカウンターを受けるとは予測できなかった。選手たちも自分たちのコーナーキックから、まさか数秒後に自陣ゴールにボールが運ばれるとは思っていなかっただろうし、それが紙一重の勝負どころ」

 ――ロッカーで選手にどんな声を掛けたのか。

 「皆ぼう然と裸のままでいたので、すぐシャワーを浴びろと。ホテルに入ってからいろいろ話したいと思う」

 ――結果をどう思う。

 「結果については残念の一言。追い詰めたが、やはり勝ちきれない。わずかだと思っても、わずかではないかもしれない。ゲームの中ではわずかだと感じたが本気のベルギーに及ばなかった。選手は非常に前向きで、ベルギー相手でも自信を持っていた選手がいた。選手は100%以上のパフォーマンスを出してくれた。されど、そのわずかなところ。その部分をこれから日本サッカー界で埋め直さないといけないと感じてる」

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