清水 アイスタ単独指定管理者に立候補へ 山室社長「地域のにぎわいもあるような拠点に」
2020年08月07日 05:30
サッカー
アイスタは現在、清水も加わるトレセングループ管理運営共同事業体が指定管理者となっているが運営は主に公益財団法人・静岡市まちづくり公社が担当。単独で指定管理者となればスタジアムにクラブの考えを反映しやすくなる。「ファンやサポーターがより楽しめるように。そしてアイスタを経済効果があり、地域のにぎわいもあるような拠点にしたい」。14~19年に社長を務めた千葉ロッテでは球団が指定管理者であるZOZOマリンスタジアムで、コンサートなど公式戦以外の催しを増やし存在価値を高めた。現在のアイスタは稼働の大半が清水の公式戦。「アクセスの問題もあり、イベントはあまりやろうとしてこなかったと思う。ただそこはチャレンジしたい」と野球界での経験を生かし、地域にとってもより魅力的なスタジアムを目指す。
このほかにもコストの一部削減や、将来的に新スタジアムが建設されたときのために「クラブとしてスタジアム運営のノウハウを蓄積することができる」という利点もある。「ファンやサポーターの方には新スタジアムに向けた第一歩として(単独での指定管理者を選定を)応援してほしい」。まだ実現に時間がかかるであろう「未来」だけでなく、まずは既存本拠地で理想の姿を目指す。