メッシ、一転バルサ残留表明「クラブと裁判は決してしない」

2020年09月05日 01:03

サッカー

メッシ、一転バルサ残留表明「クラブと裁判は決してしない」
メッシ(AP) Photo By AP
 スペイン1部バルセロナに退団意思を通達していたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が4日、残留することを正式に表明した。インタビュー動画を公開し「クラブと裁判は決してしない。とどまるつもりだ」などとコメントした。近くチームに合流する見通し。
 メッシは8月25日に正式な文書で退団する意思をクラブへ通達。シーズン終了後に希望すれば、違約金(7億ユーロ=約875億円)なしで契約を解除できるという条項の行使を求めていた。英メディアを中心にマンチェスター・シティー(イングランド)が移籍先の最有力候補と報じられていた。

 一方でクラブ側は条項の行使期限は6月だったため無効と主張。契約は2021年6月まで残っており、移籍するためには契約に定められている違約金(7億ユーロ)が必要との見解を示し、スペイン・リーグは8月30日にクラブ側を支持すると発表していた。

 メッシの代理人を務める父ホルヘ氏(62)が2日にバルセロナ入りし、バルセロナのジョゼップ・バルトメウ会長(57)と会談した後から残留の可能性が急浮上した。

 アルゼンチンのテレビ局TyCスポーツは3日に「メッシは90%の確率でバルセロナに残る」と一転して残留するとの見通しを報道。その後、ホルヘ氏は、スペインのテレビ局デポルテス・クアルトの取材で、「メッシが残留して、来年フリーで退団する可能性はあると考えるか?」との質問に「Si(イエス)」と返答し、TyCスポーツの報道を認める形となっていた。

 メッシが残留を表明したことで、次の焦点は来年6月の契約満了後の去就。契約満了6カ月前の来年1月から他クラブと交渉が可能となる。一方でバルセロナ側は2年の契約延長を提示していると報じられている。

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