鹿島・相馬新監督「強いアントラーズを取り戻す」 就任会見で“チャレンジャー”宣言
2021年04月14日 20:41
サッカー
Jリーグ発足時、オリジナル10を決めるメンバーの一員だった川淵三郎氏(現日本トップリーグ連携機構会長)から「99・9999%無理」と言われたチームが、国内最多タイトルとなる20冠をつかみ、いつしか「常勝軍団」と呼ばれるまでに成長を遂げた。しかし、今では2016年を最後に4年間、国内タイトルからは遠ざかっている。「これまでいろんな人が作ってきた実績にふんぞり返るのではなく、もう一回、足元を見て。這いつくばって勝っていたんだ」と、過去の栄光とは決別する強い覚悟を語った。
鹿島は今、転換期を迎えようとしている。相馬新監督は「その言葉が一人歩きしてしまうのも良くないと思っている。それだけでは当然ない」と、前置きした上で「ジーコスピリットは献身、誠実、尊重の3つがある。もともと、Jのチームができると思われなかったチームですから。もう一回、チャレンジャー、一番後ろから上がって行かなくては」。失われかけていた鹿島の「魂」をもう一度、新指揮官とともに取り戻していく。