C大阪生え抜きの丸橋を忘れるな 4試合ぶりの白星もたらす決勝弾「DFに当たって…ラッキーだった」
2021年04月19日 05:30
サッカー
「(シュートは)絶対、浮かさんとこうと。うまく足に当たらなかったけど、それがDFに当たって良いコースに転がって。ラッキーだった」
元日本代表MF清武が前半のみで退き、後半開始から主将マークを巻いた背番号14。劣勢を覆す決勝弾でチームに4試合ぶりの白星をもたらした。
2度目となるレヴィー・クルピ体制だった10年に主力に抜てきされ、C大阪ひと筋で戦い続けてきた。この一戦で、クラブでのJリーグ通算出場(J1とJ2)は363試合目。前節で現社長の森島寛晃氏の持つ通算361試合を上回り、フィールドプレーヤーではクラブ歴代最多となった。かつて才能を見い出した指揮官が「マルはもっとできると思う。数字を残せば代表にも選ばれる」と語るのは、今も昔も、その能力を最大限に評価しているからだ。
丸橋だけでなく4試合ぶりの完封を飾った守備陣、途中出場で勢いをもたらした中島や山田の活躍もあった。ACLの影響による過密日程を戦い終え、C大阪にとっての次戦は5月2日にホームで迎えるG大阪戦。絶対に負けられないダービーへ、この勝利を弾みにする。 (西海 康平)