C大阪生え抜きの丸橋を忘れるな 4試合ぶりの白星もたらす決勝弾「DFに当たって…ラッキーだった」

2021年04月19日 05:30

サッカー

C大阪生え抜きの丸橋を忘れるな 4試合ぶりの白星もたらす決勝弾「DFに当たって…ラッキーだった」
<C大阪・浦和>先制弾を決めたC大阪・丸橋(中央)は後半に笑顔を見せるシーンも (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ 第10節   C大阪1ー0浦和 ( 2021年4月18日    ヤンマー )】 C大阪はホームで浦和を1―0で破った。後半21分にDF丸橋祐介(30)が決勝点となる今季初ゴール。生え抜きの左サイドバックが4試合ぶりの白星に大きく貢献した。
 C大阪に幸運が訪れたのは後半21分だ。MF中島の蹴ったCKからのこぼれ球が丸橋のもとへ。瞬時に反応して右足で合わせると、これがDFに当たってコースが変わり、ゴール右隅へと吸い込まれた。

 「(シュートは)絶対、浮かさんとこうと。うまく足に当たらなかったけど、それがDFに当たって良いコースに転がって。ラッキーだった」

 元日本代表MF清武が前半のみで退き、後半開始から主将マークを巻いた背番号14。劣勢を覆す決勝弾でチームに4試合ぶりの白星をもたらした。

 2度目となるレヴィー・クルピ体制だった10年に主力に抜てきされ、C大阪ひと筋で戦い続けてきた。この一戦で、クラブでのJリーグ通算出場(J1とJ2)は363試合目。前節で現社長の森島寛晃氏の持つ通算361試合を上回り、フィールドプレーヤーではクラブ歴代最多となった。かつて才能を見い出した指揮官が「マルはもっとできると思う。数字を残せば代表にも選ばれる」と語るのは、今も昔も、その能力を最大限に評価しているからだ。

 丸橋だけでなく4試合ぶりの完封を飾った守備陣、途中出場で勢いをもたらした中島や山田の活躍もあった。ACLの影響による過密日程を戦い終え、C大阪にとっての次戦は5月2日にホームで迎えるG大阪戦。絶対に負けられないダービーへ、この勝利を弾みにする。 (西海 康平)

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