鳥栖23歳FW“ビースト”林が名古屋の連続無失点止めた!東京五輪代表争いアピール弾
2021年04月19日 05:30
サッカー
絶賛売り出し中の23歳。追加での初招集となった先月のU―24日本代表では、第2戦のアルゼンチン戦で先制ゴールを挙げた。今季もここまでリーグ戦11試合で4得点と好調。5得点のFW山下らとともに快進撃の立役者となっている。
遅咲きだった。これまで世代別代表とは無縁。FW食野、MF堂安らG大阪ジュニアユース時代の後輩の活躍に「ただただ凄いなという感じだった」と林は振り返る。それでも、大体大から加入した1年目の昨季は鳥栖で9得点を記録。苦労の末にたどり着いた舞台だからこそ、「鳥栖を勝たせられないと(代表に)呼んでもらえない」と気の緩みはない。
チームは2試合ぶり勝利で3位に浮上。「もっとチームの中心になれるように頑張っていきたい」。がむしゃらにゴールへ向かう姿勢から親しまれた愛称のように、ひた向きに代表枠を狙い続ける。
◆林 大地(はやし・だいち)1997年(平9)5月23日生まれ、大阪府出身の23歳。4歳からサッカーを始め、中学時代はG大阪ジュニアユース。履正社高―大体大に進学。19年に特別指定選手として鳥栖でプレー。同年8月のC大阪戦でデビューするといきなりゴールを決めた。20年に正式に鳥栖に入団し、プロ1年目ながら9得点でチーム得点王。1メートル78、74キロ。