G大阪 宮本監督を電撃解任 ACL終了まで託す方針一転 後任候補は「現在、情報収集」

2021年05月15日 05:30

サッカー

G大阪 宮本監督を電撃解任 ACL終了まで託す方針一転 後任候補は「現在、情報収集」
G大阪・宮本恒靖監督
 15日の「Jリーグの日」を前にリーグ発足当時から加盟している西の名門に激震が走った。J2降格圏18位に低迷するG大阪は14日、宮本恒靖監督(44)との契約解除を発表した。深刻な得点力不足で、改善の兆しが見られないためとした。後任決定までは松波正信強化アカデミー部長(46)が指揮を執る。
 急転直下の解任劇だった。オンライン取材に応じたG大阪の小野忠史社長は、宮本監督との契約を解除した理由を「21年は1位を目指してスタートしたが、10試合消化で1勝止まり。チーム状況の改善は厳しいという結論に至りました」と説明した。だが後任人事について「調査をしていたわけじゃないので…。昨日、最終的に判断して、そこから急きょ後任を探す形です。現在、候補を挙げて情報収集しています」とドタバタぶりを露呈した。

 タイトル獲得を目指して臨んだ今季は開幕直後に新型コロナウイルスの集団感染で一時は2週間の活動停止を余儀なくされた。その出遅れを考慮し、少なくともアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)終了まで宮本前監督に託す方針だった。0―2で敗れた川崎F戦後(8日)も、フロントは我慢の姿勢を示していた。

 だが広島(12日)にも敗れたことでクラブ内には解任の空気が充満。流れの中での得点は「1」で、チーム総得点も「3」と攻撃の形が見えず、後任候補が絞り込まれる前にチーム内のムードを一変させる選択をした。

 後任監督が決まるまでは、松波強化アカデミー部長が12年シーズン以来9年ぶりとなる指揮を執る。小野社長は「違うチャレンジをしてほしい」と伝えたという。J1リーグは残留が現実目標となったが、まだ開幕していないACLや天皇杯、ルヴァン杯のタイトルは諦めてない。まずはあす16日の浦和戦。監督解任の劇薬を力に変える。

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