【東京五輪第9日 サッカー男子準々決勝 スペイン5―2コートジボワール ( 2021年7月31日 Qスタ )】
V候補スペインが底力を見せつけ、準優勝した00年シドニー大会以来の4強入りを決めた。コートジボワールに苦戦し、後半アディショナルタイムに勝ち越し点を許したが、直後に出場したFWミルがこぼれ球を蹴り込んで延長に突入。延長前半の左CKで相手DFのハンドからPKを得て勝ち越すと、後半にミルが2点を加えた。
敗色濃厚な状況でワンチャンスを生かしたミルは「準備はできていた」と強調。4戦連続途中出場から今大会初得点を挙げ、殊勲のハットトリックにつなげ「これを求めていたんだ」と力を込めた。
欧州選手権4強のA代表から6人を招集する布陣で92年バルセロナ以来2度目の五輪制覇が目標。次戦は日本の前に立ちはだかる。