“最強日本”だ!2得点の綺世PK弾がGO砲 W杯最終予選連勝2戦12発でザックジャパン超え
2024年09月12日 05:00
サッカー
敵地を黙らせたのは上田だった。0―0の前半37分に得たPK。蹴る直前、緑色の光を顔面に浴びても動じない。「集中していたので分からない。自分の時間をしっかりつくり、自分の間合いで打てた」。目の覚めるような一撃をゴール左に突き刺した。後半2分にはMF伊東のパスから追加点。同16分はMF守田との抜群の連係から3点目をアシストした。上田が口火を切った怒濤(どとう)のゴールラッシュで、バーレーンを一蹴した。
エースの意地だった。第2次森保ジャパンの得点王も、7―0で圧勝した5日の中国戦は79分間でシュートゼロ。「FWは常にそこを狙っている」とゴールへの執念を燃やしていた。中東相手には6戦6発とキラーぶりも発揮。2次予選からは得点ランキング首位タイの通算8点目とした。韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン)、カタール代表FWアルモエズ・アリと、各国エースに肩を並べた。
日本は14年ブラジル大会以来2度目の連勝発進。開幕2試合で12得点は当時のザックジャパン(9得点)を超え、早くも前回22年カタール大会の総得点に並ぶ驚異的なペースだ。国際Aマッチの4試合連続5得点以上も史上初。記録ずくめの大勝で、サウジアラビア、オーストラリアと難敵との連戦が控える10月に弾みを付けた。上田は「チームとしても自信につながった」と充実感をにじませた。北中米へ加速する森保ジャパンに死角は見当たらない。
≪キングはカズ&岡崎≫日本選手のW杯アジア予選得点王は94年米国大会予選の三浦知良が13得点(1次9、最終4)、14年ブラジル大会予選の岡崎慎司が8得点(3次5、最終3)で記録している。なお、日本選手の1大会最多は98年フランス大会予選の三浦知良で14得点(1次10、最終4)。
おすすめテーマ
サッカーの2024年09月12日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
“最強日本”だ!2得点の綺世PK弾がGO砲 W杯最終予選連勝2戦12発でザックジャパン超え
-
槙野智章 超攻撃的3バック支える徹底された“三原則”
-
森保Jの“頭脳”守田が攻守で躍動! 代表初2得点&攻撃的3バックの弱点カバー
-
日本代表・三笘 サイド抜け出し4点目お膳立て「少しずつかみ合ってきているかも」
-
日本代表・伊東 本田圭佑に並んだ通算20アシスト!早くも来月2連戦へ集中「サウジと豪州を叩けば…」
-
日本代表・遠藤 完封勝利に自信「しっかり前半は我慢していい形で1点取れた」
-
日本代表FW小川 川淵三郎&中村敬斗ら超え!デビュー5戦では歴代最多6点目
-
日本代表MF守田の“修正力”光る ロングボール対策には改善余地
-
日本代表 11月敵地中国戦はアモイ開催地有力 北京や上海と比べ移動負担が大幅軽減へ
-
サウジ 土壇場ゴールで逆転初勝利 次戦10・10は日本と直接対決へ
-
豪州 猛攻もスコアレスドロー 2戦勝ち点1の“低調スタート”にネットでは指揮官交代論が浮上