新潟 7戦ぶり黒星 攻守に精彩欠き7位浮上ならず
2024年09月19日 04:00
サッカー
J1随一のポゼッション率を誇る新潟に対しては、前線から圧力をかけてくる相手は多い。直近では町田も湘南も前からマンツーマン気味でボールを奪いにきたが、それをしっかりと剥がしてきた。
ただ名古屋は「マンツーマン気味に来るというのは予想通りではあったが、予想以上にうまくいかなかった。町田や湘南よりも徹底して、特にボランチのところは消しに来ていた」と宮本。ショートパスでリズムが出ず、ロングボールも使ったが息が合わずに全体が間延びした。セカンドボールを拾われて押し込まれ、前半15分に先制を許した。
そこから挽回したかったが、この日はミスが目立った。指揮官が「クオリティーは本当に低かった。判断も含め、質を最低限発揮できなければ自分たちのリズムはなかなかできない」と言うように、要所で単純なミスが出た。宮本は「剥がさないと、うまくやらないと(思い)、シンプルでいいのにひねってしまった」と反省する。
ミスが失点につながり、ゴール前でも精度を欠いて2試合ぶりの無得点。高い技術を基盤にした本来のプレーをここまで発揮できなかったのは珍しく、松橋監督も「悔しいけれど、こういうこともある。監督が悪いから負けたと片付けて、その代わり次の神戸戦にすぐに切り替えてほしい」と選手たちに促した。
勝ち点41の7位横浜から同37の15位京都まで勝ち点差はわずか4。混戦の中位から抜け出すためにも必要なのは勝ち点3だ。FW長倉は「引きずっても意味はない。1つの勝ちで順位が入れ替わる。切り替えて神戸戦に向かいたい」と前だけを見据えた。(西巻 賢介)
おすすめテーマ
サッカーの2024年09月19日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
アーセナルに衝撃…アルテタ監督「大きな試練」 主将ウーデゴールの負傷は「かなり深刻」
-
セルティック古橋&前田が決めた!日本人初CLアベック弾の快挙 クラブ史上最多5発で快勝発進
-
バッジョ氏 90年W杯での“思い出”忘れない! 盟友スキラッチ氏悲報に「また君に驚かされた」
-
さらばトト…元イタリア代表FWスキラッチさん 59歳で死去 伊首相もSNSで追悼 J磐田でも活躍
-
川崎F 荒れた芝逆手 パスサッカー封印、ボール保持率34%で白星 鬼木監督「体張ってゼロで抑えた」
-
U―19日本代表・船越監督「僕らが100回言うより」森保監督の訓示 A代表目指す選手たちへ
-
新潟 7戦ぶり黒星 攻守に精彩欠き7位浮上ならず
-
ディナモ・ザグレブの荻原拓也 新方式CLで日本人第1号のデビュー弾「夢が実現した」
-
シュツットガルト・20歳チェイスはレアル相手奮闘 力の差は痛感「速いし、一人一人の能力が高い」