新潟・谷口 貪欲に狙う 得点すれば今季勝率7割 22日ホーム神戸戦 勝利のためにさらなるゴールを
2024年09月22日 04:44
サッカー
14日の湘南戦で10得点目を決めた。点取り屋としての本領を発揮している今季は、得点した10試合が7勝2分け1敗と、勝率は7割の高さを誇る。「勝ちにつながるゴールを決めたい」と常々口にしている背番号7は有言実行を果たしている。
その飽くなきゴールへの意欲がJ1でも2桁得点を可能にした。「一つ一つ試合を重ねるごとに、常に自分に何が足りないかに向き合って積み上げてきた」。ゴールを奪える自信は持ちつつ、不足部分を客観的に分析してトレーニングに励む――。J3時代から継続してきた結果、リーグ史上日本人初となるJ1~J3での2桁得点を達成した。
特に昨季初挑戦したJ1では強度、スピード、技術が格段に上がった。そのJ1にいい意味で慣れ「感触をつかめた」のが昨年7月の神戸戦。昨季はその後ケガで出場機会が少なかったものの、経験を生かして「もっとやらないと」と感覚に磨きをかけてきた今季に成果として表れた。
18日の名古屋戦は後半28分から途中出場。すっかり定位置となった左サイドハーフに入り、トップや右サイドにも顔を出してシュート3本を放った。無得点に終わったが「連戦なのですぐ(神戸戦が)来ることは分かっていた」と気持ちもすぐに切り替えた。
J1は中位が勝ち点差が少なく、1試合の結果で順位が大きく入れ替わる状況。ただ、目を向けるのは順位表ではない。「順位は結果次第。目の前の試合で自分自身の特長を出して、ゴールを決めて勝利に貢献したい」と頼もしく語った。(西巻 賢介)
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