首位広島と28日直接対決へ町田・黒田監督が心境「集大成のような試合になる」「守るものはもうない」

2024年09月26日 15:31

サッカー

首位広島と28日直接対決へ町田・黒田監督が心境「集大成のような試合になる」「守るものはもうない」
広島戦に向けた練習に臨む町田・黒田監督(中央)とDF昌子(右)、MF相馬 Photo By スポニチ
 今季J1初昇格で優勝争いを続けている町田は28日、アウェーで首位の広島との大一番に臨む。26日のチーム練習後に黒田剛監督が取材に対応し、優勝争いを左右する大一番を前に心境を語った。
 前節首位から広島に勝ち点59で並ばれ、得失点差による2位という状況で直接対決を迎える。黒田監督は「まだ早いとはいえ、集大成のような試合になってくる。キャンプからずっとやってきたことは、まさにこの首位攻防戦のためと言ってもおかしくない」と次戦の重要性を強調。「負けると自力優勝がなくなる危機感もあるし、勝てば自力優勝は我々しかない状況になる。いろいろな意味で、勝つと負けるとでは全然違う。もちろん選手たちは十分分かっていて気合いが入らないわけもなく、この1試合に全てをかけて戦いたい」と力を込めた。

 今季リーグ最少22失点の堅守を誇る町田に対し、広島はリーグ最多61得点の攻撃力が看板。リーグ最強の盾が最強の矛を跳ね返せるか。「あれだけの得点力があるし、攻撃に舵を切っている気もする。逆に我々はいかにゼロに抑えていくかをやっていく」。持ち味を前面に出し、正面からぶつかる構えだ。

 4月のホームでの対戦は1―2で敗れ、内容面でもスコア以上の完敗を喫した。「優勝してきたクラブの戦い方、勝ち方をみんなが理解している」と強さを認識している。一方で黒田監督はクラブとしての背景の違いにも言及。「1年目の目標は5位以上で、それも背伸びをした目標だった。J1残留も決まりクラブとして守るものはもうない。だからひたすらチャレンジャーとして挑む。首位で優勝も3度経験していて負けられないのは彼らの方。ふっきれた感じで戦いたい」。萎縮せず全力を出し切ることを最優先に、天下分け目の大勝負に臨む。

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