菅義偉前首相 大阪万博は「国が責任もってやるべき」 建設費増大に批判も「オリンピックと一緒ですよ」

2023年11月16日 15:29

社会

菅義偉前首相 大阪万博は「国が責任もってやるべき」 建設費増大に批判も「オリンピックと一緒ですよ」
菅義偉氏 Photo By スポニチ
 菅義偉前首相(74)が15日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、会場整備費が最大2350億円まで上振れする見通しとなった2025年大阪・関西万博について「国が責任をもってやるべき」と語った。
 万博の会場整備費については今月2日、政府が最大2350億円への上振れを受け入れると表明。上振れは2回目で当初の見積もりから1・9倍に膨らんでいる。会場整備費は国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担。拡大する負担に国民の目は厳しく、共同通信社が3~5日実施した全国電話世論調査では、開催は「不要だ」が68・6%、「必要だ」は28・3%という結果が出た。

 また、建設遅れが指摘されている海外パビリオンについては出展形式の変更表明などが相次ぎ、政府は14日、出展を予定していたメキシコとエストニアから参加辞退の通知があったと明らかにしている。

 菅前首相は番組で万博について問われると、「大阪・関西で誘致してきたが最終的には国の責任」とし、「国が先頭になって後押しもし開催にこぎつけたので、国が責任をもってやるべきだと思っている」と持論。そして自身の在任中、新型コロナウイルスの世界的まん延による延期を経て開催にこぎつけた21年東京五輪を引き合いに出し、「オリンピックと一緒ですよ。オリンピックの時もいろいろ批判がありましたが、やはり国が前に出て責任を持ってやることが大事だと思う」と述べた。

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