菅義偉前首相、岸田政権に苦言「説明が足りない」 首相再登板の可能性は「もう1度というのは…」

2023年11月16日 16:18

社会

菅義偉前首相、岸田政権に苦言「説明が足りない」 首相再登板の可能性は「もう1度というのは…」
菅義偉氏 Photo By スポニチ
 菅義偉前首相(74)が15日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、岸田文雄首相の政権運営について苦言を呈する場面があった。
 番組の進行役を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーから「岸田さんが今苦労されているところもあって、おっしゃりにくいかもしれませんが、どんなふうに見てらっしゃいますか?」と聞かれると、「おっしゃりにくいですが」とスタジオの笑いを誘った菅前首相。

 総理時代にやり残したことを聞かれると少子化対策を挙げ、「準備はしたが途中で退陣したので」。そして岸田首相が掲げる“異次元の少子化対策”について「そこに集中してやることが必要。軸を作ったら方向性がきちっと進んでいくまでしっかりやっていく必要がある」と語った。

 そして経済政策について「今回の所得税の減税のように国民の皆さんになかなか届かないというのは、やはりきちっと説明していく必要があると思う。説明が足りない」と岸田政権に苦言も。

 自身は官房長官として安倍政権を支えたが岸田首相にはそのような側近がいないのでは?と聞かれると「そんなことはないですよ。しっかりした人たちが付いていると思います」とした。

 また、自身の首相再登板の可能性について問われると「私はもうやることはない」と改めて否定。「官房長官7年8カ月、総理1年でしたけど、その期間は緊張の連続だった。もう1度というのはなかなか難しい」と話した。

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