複数講師が女子生徒を盗撮&ネット投稿し逮捕 「四谷大塚」モニタリングシステム導入に遅れ 謝罪

2023年11月16日 17:03

社会

 大手中学受験塾の四谷大塚は15日、公式サイトを通じ、11月中旬から導入すると発表していた「教室内ライブモニタリングシステム」について、導入が当初の見込みから遅れるとして謝罪した。
 四谷大塚は今年8月、男性講師が女子児童の下半身を狙った盗撮動画などを撮り、SNSに投稿していたことが報じられた。講師は児童の名前や住所などの個人情報も漏えいさせていたという。同塾は再発防止のため、塾業界初となる「ライブモニタリングシステム」を開発し、全教室に設置すると発表した。

 最初の騒動から2カ月後となる今年10月、新たに元講師が女児を盗撮したとして逮捕された。相次ぐ性犯罪による逮捕に、システムの導入が急かされていた。

 今月15日、「家庭からの教室内ライブモニタリングシステム」についてのお知らせを更新。「四谷大塚校舎にお通いのお子さまの教室での授業の様子を、スマートフォンなどの電子機器でご家庭からリアルタイムに確認できる『家庭からの教室内ライブモニタリングシステム』について、先般、11月中旬頃からのシステムの運用をご案内しておりましたが、教室内のカメラ設置作業が当初見込みより遅れております」と報告し「誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 「現在、各校舎の教室内のカメラ設置作業を鋭意進めている」とし、「11月末までに、全35校舎中20校舎のシステムの運用開始」「12月中旬までに、残り15校舎のシステムの運用開始」を発表。「システムの運用開始までの期間は、これまで通り、授業は生徒と講師1人が密室状態にならないように、講師とサブチューターの二人体制で行ってまいりますので、何とぞご了承いただきますようお願い申し上げます」と理解を求めた。

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