日大アメフト部薬物事件 会見に現役学生は不満「学生や保護者に対して調査結果の報告が少ない」

2023年12月05日 05:15

社会

日大アメフト部薬物事件 会見に現役学生は不満「学生や保護者に対して調査結果の報告が少ない」
日大アメフト部を巡る相関図 Photo By スポニチ
 日大の林真理子理事長は4日、大学本部で記者会見し、アメリカンフットボール部の薬物事件を巡り「対応の混乱について、改めて深くおわびする」と謝罪した。事件担当の沢田康広副学長、監督する立場の酒井健夫学長がそれぞれ辞任が決まった。
 会見を見た現役の日大生からは林理事長や大学の対応についての疑問の声が上がった。経済学部3年生の男子学生(21)は今回の問題の対応について「事前に学生や保護者に対して調査結果の報告が少なかった。もっとするべきではないか」と不満。別の経済学部3年生の男子学生(20)は林理事長が会見で「学生の声を聞きたかった」と話したことに「校舎で理事長を見たという話を聞いたことがない。声を聞きたいのであれば自分から足を運ぶべきではないか」といら立ちをみせた。またアメフト部の存続について「潔白なアメフト部員も納得する結論を出してほしい」とした。


 ≪ネット民は擁護≫ 会見を巡り、SNSでは林理事長について「根の深い問題を全て彼女のせいにしてもね」「火中の栗を拾いに行っただけなのになんでたたかれなあかんねん」「理事長辞めないのめっちゃ偉いと思う。みんなすぐ逃げるのに」と擁護する投稿が多く見られた。2021年に理事や理事長が脱税事件などで相次いで逮捕され、22年に理事長に就任。一部では「しどろもどろ」「答えない、答えられないことが多すぎる」との投稿もあったが、同情する声が半数以上を占めた。

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