斎藤知事、県議会冒頭に「県政を前に進めていく」と“続投表明あいさつ”県政混乱については謝罪

2024年09月19日 12:58

社会

斎藤知事、県議会冒頭に「県政を前に進めていく」と“続投表明あいさつ”県政混乱については謝罪
斎藤元彦知事 Photo By スポニチ
 兵庫県議会の9月議会が19日に開会した。斎藤元彦兵庫県知事(46)が午前11時に始まった本会議に出席し、冒頭に“続投宣言あいさつ”した。
 斎藤氏は、職員らに軽く頭を下げながら議場入りし、一礼してから知事席に着席。議会の冒頭、壇上に上がり、「今般の文書問題について申し述べます」と切り出し、「当事案を通じて多くの県民の皆さまにご心配をおかけしていること、改めて心よりおわびを申し上げます」と頭を下げた。

 そして、「県政を刷新し新しい時代を見据えた道を切り開いていくことが県民の皆さまから負託をいただいた私の責務である、その思いから、知事就任以降、改革を着実に進めながら、県民の幸せのために、兵庫に未来のために何が大切なのかを常に考え、新たな施策や取り組みなどに全身全霊を注いで参りました。しかし、その過程で私の言動や県の対応に対して、厳しいご指摘をいただいております」と現状について語った。

 そのうえで、「文書問題調査特別委員会や第三者委員会の調査に誠実に対応し、県民の皆さまへの説明責任を果たしていくこと、そして反省すべき点、改めるべき点をしっかりと受け止め、日々の仕事に生かしていくことが県政を前に進めていく上で大切だというふうに考えています」と続投へ意欲を示し、「県民や職員など多くの皆さまにご理解、ご協力をいただけるよう信頼回復に向けて最大限の努力を重ねてまいります」と決意を述べた。

 その後、補正予算審議で、プレミアム付きデジタル商品券関連のキャンペーンなどを盛り込んだ議案提出の説明を行った。

 県議会の全会派は同日午後、知事不信任決議案を共同提出する。補正予算案を審議、成立させた後に採決し、全会一致で可決される見通し。斎藤氏は地方自治法に基づき、10日以内に辞職・失職か議会解散を迫られる。

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