知床観光船沈没 海上保安庁が模型で再現実験 ハッチから浸水と結論付け

2024年09月20日 04:42

社会

知床観光船沈没 海上保安庁が模型で再現実験 ハッチから浸水と結論付け
つり上げられた「KAZU 1」のハッチ(円内)。引き揚げ作業のため板が付けられた Photo By 共同
 北海道・知床沖の観光船沈没事故で、第1管区海上保安本部(小樽)が事故の状況を再現するため、3Dプリンターで製作した船の模型を使って浸水実験をしていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
 乗客乗員26人全員が死亡、行方不明となり目撃証言がない中、実験などで証拠を積み重ね、ハッチからの浸水が沈没原因と結論付けた。

 1管は業務上過失致死などの容疑で逮捕した運航会社「知床遊覧船」の社長桂田精一容疑者(61)らが船体の不備を放置し事故につながったとみて、18日に桂田容疑者宅を家宅捜索するなどして調べている。19日、桂田容疑者を送検した。

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