石川県 豪雨で115集落が孤立状態 6人が死亡、2人が行方不明 安否不明者8人の氏名を公表

2024年09月23日 04:45

社会

石川県 豪雨で115集落が孤立状態 6人が死亡、2人が行方不明 安否不明者8人の氏名を公表
豪雨で増水した石川県輪島市の塚田川沿いで、家屋の前に積み重なった無数の流木 Photo By 共同
 能登半島地震の被災地を襲った記録的豪雨について石川県は22日、3市町で115カ所の集落が孤立状態になっていると発表した。自治体別では輪島市99カ所、珠洲市13カ所、能登町3カ所。23の河川が氾濫し、国道や県道の48カ所が土砂崩れなどで不通となった。
 県などによると、この豪雨で6人が死亡、行方不明は2人。同日午後も激しい雨が降り、被害の全容把握は進んでいない。県は捜索活動を円滑に進めるため安否不明者の氏名などを公表した。

 輪島市は、喜三翼音さん(14)、前川政二さん(80)、尊谷松夫さん(89)、井角祐子さん(68)、米澤辰子さん(83)、中山公さん(82)、中山はるみさん(82)の7人。珠洲市は、貞廣一枝さん(79)。

 能登半島を襲った豪雨は22日午前まで続き、48時間の雨量は輪島市498・5ミリ、珠洲市394・0ミリとともに観測史上1位を記録。輪島市では従来の記録(2011年9月22日)を221・5ミリ上回り、平年の9月1カ月分の2倍に達した。

 気象庁は雨のピークが過ぎた午前10時10分に輪島、珠洲両市と能登町の大雨特別警報を大雨警報に切り替えたが、依然、土砂崩れなどへの警戒が必要な状態が続いている。

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