立憲民主党は野田佳彦新代表 決選投票で枝野氏破る「本気で政権を取りにいく覚悟」

2024年09月24日 04:40

社会

立憲民主党は野田佳彦新代表 決選投票で枝野氏破る「本気で政権を取りにいく覚悟」
立憲民主党の新代表に選出され、気勢を上げる野田佳彦元首相。左は泉健太氏 Photo By 共同
 立憲民主党は23日、東京都内で開いた臨時党大会で代表選の投開票を実施し、野田佳彦元首相を新代表に選出した。1回目の投票では決着がつかず、決選投票で枝野幸男前代表を破った。
 選出後のあいさつで「結果が出たらノーサイド。力を合わせ、打倒自民党に向かいたい」と結束を呼びかけた野田氏。「本気で政権を取りにいく覚悟だ。戦いはもう今日から始まる」と力を込めた。

 会見では次期衆院選に関し「自公過半数割れに追い込むために野党の議席を最大化する」と言及。日本維新の会など、他党との連携について「それぞれの党と誠意ある対話をしていきたい」と話した。

 候補者調整を巡っては、裏金関係議員への対抗馬擁立を急ぐとし、安倍、二階両派を名指し。「まずは大物議員の選挙区を埋めていく。有権者に選択肢を与えて、自民党にペナルティーを与えられる環境をつくるのが使命」と強調した。

 ≪岸田首相追い込んだ≫野田氏の追い込み力が話題になったのは、岸田文雄首相と対峙(たいじ)した2月の衆院政治倫理審査会。大規模な政治資金パーティーの自粛を求める「大臣規範」がある中、2022年に7回開催した首相の政治姿勢をただした。「勉強会」と強弁してきた首相を「開き直り」「ごまかし」と追及。「心の中の規範はないのか」「在任中はやらないと明言できるか」と迫っていった。首相は「適切に判断」とのらりくらり。さらに明言を求められると「今は考えてない」。野田氏は「今は」に反応し「ほとぼりが冷めたらやるのか」と畳みかけ、「在任中にやることはない」と言質を取った。

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