小泉進次郎氏、ヤバい!?立民・野田氏選出で“論客相手に棒読み答弁では…”総裁選で高まる敬遠論
2024年09月24日 04:40
社会
公約通り「解雇規制の見直し」を1年以内に実現させるには、通常国会での関連法案提出が必要。「解雇の心配がない世襲議員がお気楽に物を言うな」と厳しい口調で責め立てている野田氏が、裏金事件や他の政策も含めて予算委などで小泉氏に照準を定めるのは必至。政府関係者からは「野田氏が全面に出てくると、官僚が書いた答弁の棒読みでは乗り切れないだろう」と危惧する声が上がる。
小泉氏は議員票でリードする一方、選択的夫婦別姓制度の導入を主張し、討論会を重ねる中で地方票は後退。決選投票進出へ議員票を一票でも積みたいところだが、議員票368票のうち参院票は114票。参院では単独過半数を割っており、50議席以上が来夏、改選。不安材料が募る。
対応が明らかになっていない議員は50人前後とされ、党関係者は「参院を中心に小泉氏NGの空気が広がるかもしれない」と指摘。刷新感と裏腹の経験不足が改めてネックとなり、首相と財務相を歴任し安定感、重厚感のある野田氏と比べられることも懸念材料だとした。「地方票失速で“選挙の顔”として疑問符も付き始めた」とも言われており、小泉氏の3位終戦が現実味を帯びてきた。
≪9候補最後のお願い≫自民党総裁選の9候補は23日、投開票前の最後の休日を利用し、投票用はがきの投函期限がきょう24日午前に迫る党員・党友票の積み上げを目指し、各地で街頭演説などに臨んだ。小泉進次郎元環境相は鹿児島市で記者団に地方票獲得へ「全力で頑張る」と強調。石破茂元幹事長は国会内で鳥取県連幹部と共に戦略を練った。高市早苗経済安全保障担当相の陣営は街宣車で東京都内を回り、支持拡大を訴えた。