領空侵犯のロシア機に警告射撃 航空自衛隊F15戦闘機が緊急発進し火炎弾

2024年09月24日 04:41

社会

領空侵犯のロシア機に警告射撃 航空自衛隊F15戦闘機が緊急発進し火炎弾
北海道・礼文島付近の領空を侵犯したロシア軍の哨戒機(防衛省統合幕僚監部提供) Photo By 共同
 防衛省統合幕僚監部は23日、ロシア軍の哨戒機1機が同日午後、北海道・礼文島付近の領空を3度にわたって侵犯したと発表した。
 航空自衛隊のF15戦闘機とF35戦闘機が緊急発進(スクランブル)し、警告として赤外線誘導ミサイルなどをかく乱する「火炎弾(フレア)」を発射した。対領空侵犯措置で空自機がフレアを発射したのは初めて。

 対応した空自機は無線で退去するよう警告を続け、3回目に侵犯した際に、強い警告の意思を伝えるために、フレアを発射した。ロシア機はその後、現場空域から離れた。

 木原稔防衛相は防衛省で記者団の取材に応じ「極めて遺憾」と述べ、外交ルートを通じてロシアに強く抗議し、再発防止を求めたとした。

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