細江英公さん死去 91歳、左副腎の腫瘍のため 三島由紀夫の写真集「薔薇刑」などで脚光

2024年09月26日 04:42

社会

細江英公さん死去 91歳、左副腎の腫瘍のため 三島由紀夫の写真集「薔薇刑」などで脚光
細江英公さん Photo By 共同
 細江 英公さん(ほそえ・えいこう=写真家、東京工芸大名誉教授、本名敏広=としひろ)が16日午後7時43分、左副腎の腫瘍のため東京都杉並区の病院で死去した。91歳。山形県出身。葬儀・告別式は家族で行った。喪主は長男賢治(けんじ)さん。
 デモクラート美術家協会に参加し、前衛美術家瑛九から影響を受けた。59年に東松照明さんらと写真家集団「VIVO」を結成。作家三島由紀夫を被写体にした写真集「薔薇刑(ばらけい)」、秋田県の農村で舞踏家土方巽のパフォーマンスを捉えた「鎌鼬(かまいたち)」などで脚光を浴びた。

 東京工芸大教授、清里フォトアートミュージアム館長などを歴任。海外でも高く評価された。ほかの作品に「おとこと女」「胡蝶(こちょう)の夢」など。芸術選奨文部大臣賞など受賞多数。10年文化功労者。17年旭日重光章。

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