【自民党総裁選】石破茂氏“因縁”の麻生氏と会談 27日投開票、支援要請か
2024年09月27日 04:40
社会
自民党総裁選は27日、投開票される。高市早苗経済安全保障担当相、小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長による三つ巴の争いの構図。1回目の投票で過半数を獲得する候補はなく、上位2人による決選投票となる公算が大きい。各陣営は26日、議員票上積みへ最後の追い込みをかけた。
東京・上野のアメ横商店街を視察した石破氏はかつお節を購入し庶民派をアピール。その後、麻生派会長の麻生太郎副総裁と都内で会談した。石破氏が呼び掛けたもので、支援を要請したとみられる。小泉氏を推す菅義偉前首相とも国会内で会った。
また、石破、小泉両氏はそれぞれ、旧二階派会長の二階俊博元幹事長を党本部に訪ねた。脱派閥を主張する小泉氏は24日に麻生氏に支援を求めている。
麻生政権末期、農相ながら麻生降ろしに動いた石破氏に今でも強い嫌悪感を抱いているとされる麻生氏。党関係者は、2人の会談について「麻生氏は門前払いせずキングメーカーとしての存在感を、頭を下げられず人望がない石破氏は成長した姿を示すことができた」と解説した。
≪決戦投票前に演説≫自民党総裁選選挙管理委員会は26日、上位2人の決選投票になった場合、投票前に候補が各5分の演説を実施すると決めた。逢沢一郎委員長は「決意や心境を虚心坦懐（たんかい）に語ってもらう。新しい自民党をアピールしてほしい」と記者団に述べた。1回目の投票で2位が複数いた場合はくじ引きとすることも確認した。
また、石破、小泉両氏はそれぞれ、旧二階派会長の二階俊博元幹事長を党本部に訪ねた。脱派閥を主張する小泉氏は24日に麻生氏に支援を求めている。
麻生政権末期、農相ながら麻生降ろしに動いた石破氏に今でも強い嫌悪感を抱いているとされる麻生氏。党関係者は、2人の会談について「麻生氏は門前払いせずキングメーカーとしての存在感を、頭を下げられず人望がない石破氏は成長した姿を示すことができた」と解説した。
≪決戦投票前に演説≫自民党総裁選選挙管理委員会は26日、上位2人の決選投票になった場合、投票前に候補が各5分の演説を実施すると決めた。逢沢一郎委員長は「決意や心境を虚心坦懐（たんかい）に語ってもらう。新しい自民党をアピールしてほしい」と記者団に述べた。1回目の投票で2位が複数いた場合はくじ引きとすることも確認した。
