石破茂首相誕生へ! どうなる?どう変わる?日本 能登復興を最優先、防災省設置「必ずやる」

2024年09月27日 15:25

社会

石破茂首相誕生へ! どうなる?どう変わる?日本 能登復興を最優先、防災省設置「必ずやる」
石破茂氏 Photo By スポニチ
 自民党総裁選が27日、投開票され、石破茂元幹事長(67)が第28代総裁に選出された。2週間あまりの選挙戦で、石破氏は何を訴えてきたのか?そして、石破氏の首相就任で日本は何が変わり、何が変わらないのか?項目別にまとめた。
 ◇最優先事項 「急ぐのは能登の復興ですよ。みんなが論を待たないところですよ」。さらに個人消費を上げるために「社会の安心、安全がないといけない。どうやって医療、年金、介護がきちっと安心できるか示さないと」と述べている。

 ◇憲法改正はまず議論を 「賛成の人は賛成の人だけ、反対の人は反対の人だけで集まって議論しているため機運が高まらない」と指摘。双方が顔を付き合わせての議論が必要と訴えた。個人的には「事実上、軍隊的実力を持つ自衛隊を憲法に明記すべき」などと具体案も挙げている。

 ◇地方創生 鳥取県出身の石破氏らしく、日本経済の起爆剤として地方創生をどの候補より声高に訴えた。農水相、地方創生相も歴任したが、「地方の発展のために一生懸命やったけれども、実現できたとはまったく思っていない」と使命感に燃えていた。また「デジタル田園都市構想というものをこれから先も進めてまいりますが。いかにしてこの地方の衰退というのを止めるかということは、新政権においてさらに強力に取り組まねばならない」と、思いを強めている。

 ◇政治とカネ問題 自民党の党内処分について、「国民が納得していないのは間違いない事実」と断言。「政治不信の中、国民に説明責任を果たし国民が納得するまで全力を尽くす」と約束している。

 ◇防災省設置 地震、水害など毎年のように起きている現状で、有事に国民を保護する防災庁の設置を明言。「被災した人たちをきちんと救うのは、市町村の仕事というより、国家の責任、国の責任。これを果たすのがそれが政治の重要な使命」と断言。「これは必ずやります」と強い決意を示した。

 ◇旧統一教会問題 「総裁選後に国民から声が上がれば、それに応える責務が自民党にはあると思う」としたが、「今の時点で断定的なことを申し上げる材料を私は持っていません」と慎重に語った。

 ◇防衛 防衛庁長官、防衛相を歴任。「防衛力の整備は必要なことだが、立派な装備があっても乗る人がいなければならない。自衛隊で培った経験、能力を発揮する場を、日本国全体で用意しなければならない」と、あくまで人材の大切さを訴える。

 ◇備蓄米放出 値崩れの懸念を理由に政府が備蓄米の放出を渋っていることに疑問。農水相経験者でもあり、「備蓄米の放出は選択肢の一つだなと思っています。高いのでお米が買えないなって方があるというのは、政府としてゆゆしき事態」と述べた。

 ◇ネット投票、投票義務化 ともに賛成の意向。投票義務化については「自民党の中で常に少数だけど、投票は義務化すべきだと思っている。この国がどうなろうが、この地域、国がどうなるろうか知らないというのは、いいことだと思っていない」と訴えた。

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