岸田首相 石破茂新総裁にさっそくプレッシャー「強力な内閣で結果を出していただかなければ」
2024年09月27日 15:54
社会
史上最多の9人が立候補した総裁選。激戦が終わり、「総裁選挙、終わりました。これからはノーサイド。新しい総裁の下、我々は一致結束して国民に課された責任を果たしていかなければなりません。私も一兵卒として新しい総裁を全力で支える覚悟です」と、サポートを約束した。
国民の給与が約30年間、上がらないという事態には、「新しい総裁の下、新しい成長型の経済を目指し、取り組みを加速していかなければなりません」と激励。国際社会との連携や能登半島地震の復興にも期待を寄せた上で、「何よりも私たちは、国民の共感を得られる政治を目指さなければなりません。石破茂新総裁はぜひその実行力、決断力、政策力をもって強力な内閣を作り、結果を出していただかなければなりません。我々、自由民主党は新しく生まれ変わり、国民の期待に一つ一つ結果を出していく。今日はその第一歩を前に進める日にしたい」と、さっそくプレッシャーをかけていた。
岸田氏は21年の総裁選に当選。支持率は低迷を続け、今回の総裁選には「裏金事件の責任を取る」として出馬しなかった。
1回目の投票で高市氏が181票(議員72票、党員109票)で1位、石破氏が154票(議員46票、党員108票)で2位。過半数を獲得した候補はなく、両氏による上位2人の決選投票になった。
今回はこれまでになかった決選投票に残った2人による約5分間のスピーチが行われた。その後、行われた決選投票では、石破氏の215票(議員215票、都道府県26票)に対し、高市氏は194票(議員194票、都道府県21票)という僅差。「今回が最後」と銘打った総裁選で、初当選を勝ち取った。