敗れた高市早苗氏「結果を出せずにすみません」 安倍元首相への思い聞かれ、言葉詰まらせる

2024年09月27日 16:12

社会

敗れた高市早苗氏「結果を出せずにすみません」 安倍元首相への思い聞かれ、言葉詰まらせる
高市早苗氏 Photo By スポニチ
 第28代自民党総裁を選ぶ総裁選が27日、都内の自民党本部で投開票され、石破茂元幹事長(67)が第28代総裁に選出された。決選投票で敗れた高市早苗経済安保担当相(63)が「敗戦の弁」を述べた。
 過去最多の9人が立候補する大混戦。石破氏、高市氏、小泉進次郎元環境相(43)による三つどもえの争い。

 1回目の投票で高市氏が181票(議員72票、党員109票)で1位、石破氏が154票(議員46票、党員108票)で2位。過半数を獲得した候補はなく、両氏による上位2人の決選投票になった。

 決選投票では、石破氏の215票(議員215票、都道府県26票)に対し、高市氏は194票(議員194票、都道府県21票)という僅差だった。

 高市氏は「たくさんの皆様に応援していただき、ありがとうございました。結果を出せずにすみません」と述べた。

 次回の総裁選出馬については「きょう結果が出ましたので、これからのことを今、考えられる状況ではありません。全力投球をし、自分なりにできる努力は全部したと思っています」と明言しなかった。

 新総裁への期待について「選ばれた総裁自身がお決めになること。私は敗者でございますので、何か申し上げることは差し出がましいことだと思っております。まずは総裁が方向を示され、また、自民党は政調会でもギリギリと議論をするという組織でございますのでみんなで知恵を結集して国家、国民の皆様の利益を最大化していくべく、一国会議員として支えさせていただきます」とした。

 あと一歩、何が足りなかったかと問われ「国会議員の皆様にいただけた票です。これは私自身の責任でございます」。

 また、22年に死去した安倍晋三元首相の墓前に報告するかと聞かれ「きょうは国葬から2年。良い報告ができなかったことを申し訳なく思っております」と少し声を詰まらせ、「今後の予定について申し上げる状況にはございません」とした。

 今後、石破氏からの人事について打診があった場合について「過程の話にはお答えできないし、今からは一国会議員としてしっかりと自民党を立て直していく一助になればと思っています」と述べるにとどめた。

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