石破茂新総裁 高市早苗氏、小泉進次郎氏の役職起用に言及「最もふさわしい役職にお願いするのは当然」

2024年09月27日 18:23

社会

石破茂新総裁 高市早苗氏、小泉進次郎氏の役職起用に言及「最もふさわしい役職にお願いするのは当然」
自民党総裁選後に開かれた両院議員総会で、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎氏。中央は高市早苗氏=27日午後3時40分、東京・永田町の党本部(代表撮影) Photo By 共同
 自民党の次期総裁に選出され、首相に就任する石破茂元幹事長(67)が27日、記者会見に臨んだ。
 「今回が最後」と銘打った5度目の挑戦での初当選。会見では、ともに選挙戦を戦った8人の候補に対する人事について問われ、「人事はまだ白紙でございます。今、申し上げられるものはない」と述べた。

 裏金問題や旧世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などで、国民の政治不信が最高潮に達している中でも政権運営。「極めて厳しい状況であることは承知している。それを何とか打開し、国民にご信頼いただくため、党において、内閣において、国会において、それぞれの役割を果たしていただけるように執り行いたい」とした。

 目指すのは「いろんな方が持っている能力を最大限発揮する人事」といい、自分以外の8候補について「皆様方、それぞれ立派な所見をお持ちで、立派な誠実性をお持ちの方ばかり。その方だけに限るつもりはないが、ともに戦った方をそれぞれの最もふさわしい役職にお願いするということは当然」と、役職に起用する可能性があることを明かした。

 戦いは高市早苗経済安保担当相との決選投票になり、小泉進次郎元環境相とも激しい争いを演じた。2人の役職起用について問われると「高市候補、小泉候補に対しても考えは同様です」と話すにとどめた。

 史上最多の9人が立候補する乱戦となった総裁選。1回目の投票で高市氏が181票(議員72票、党員109票)で1位、石破氏が154票(議員46票、党員108票)で2位。過半数を獲得した候補はなく、両氏による上位2人の決選投票になった。決選投票では、石破氏の215票(議員215票、都道府県26票)に対し、高市氏は194票(議員194票、都道府県21票)という僅差だった。

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