石破茂新総裁 旧派閥への人事バランスには配慮せず「もうなくなっちゃいましたので考えません」

2024年09月27日 19:06

社会

石破茂新総裁 旧派閥への人事バランスには配慮せず「もうなくなっちゃいましたので考えません」
総裁の席に座る石破茂氏(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 自民党の次期総裁に選出され、首相に就任する石破茂元幹事長(67)が27日、記者会見に臨んだ。
 「今回が最後」と銘打った5度目の挑戦での初当選。会見では、党役員、閣僚人事について問われ「人事はまだ白紙でございます。今、申し上げられるものはない」と述べた。

 また「旧派閥のバランスに配慮するか」といった質問も飛んだ。党派閥による政治資金規正法違反事件で、麻生派を除く全派閥が解散を決定、あるいは既に解散している。石破氏は「派閥はもうなくなっちゃいましたので、どの派閥から何人ということは考えることはいたしません」と断言。「結果的にそれはきちんとバランスを取れた、あくまで結果としてそういうことになるものだと思います」と続けた。

 史上最多の9人が立候補する乱戦となった総裁選。1回目の投票で高市氏が181票(議員72票、党員109票)で1位、石破氏が154票(議員46票、党員108票)で2位。過半数を獲得した候補はなく、両氏による上位2人の決選投票になった。決選投票では、石破氏の215票(議員189票、都道府県26票)に対し、高市氏は194票(議員173票、都道府県21票)という僅差だった。

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