石破茂新総裁 喫緊の優先課題は能登半島地震、豪雨災害対策「補正予算の編成を待つわけには…」

2024年09月27日 19:13

社会

石破茂新総裁 喫緊の優先課題は能登半島地震、豪雨災害対策「補正予算の編成を待つわけには…」
記者会見に臨む石破茂氏(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 自民党の次期総裁に選出され、首相に就任する石破茂元幹事長(67)が27日、記者会見に臨んだ。
 「今回が最後」と銘打った5度目の挑戦での初当選。経済の優先課題を問われると、「喫緊の課題は能登の震災、直近の豪雨対策」と話した。

 元日の能登半島地震に加え、今月の豪雨災害では今も行方不明者がいる。石破氏は対策予算について、「これは補正予算の編成を待っているわけにはいかない。基本的に予備費で対応したい」と自身の考えを述べた。

 その上で「予備費の執行が早急に円滑になされるような工夫には努めて参りたい。補正予算はこれから自民党の中、自公でよく話をしたいきたい」と今後の見通しを語った。

 地震、水害などが毎年のように起きている現状から、石破氏は有事に国民を保護する防災庁の設置を公約に掲げている。

 史上最多の9人が立候補する乱戦となった総裁選。1回目の投票で高市氏が181票(議員72票、党員109票)で1位、石破氏が154票(議員46票、党員108票)で2位。過半数を獲得した候補はなく、両氏による上位2人の決選投票になった。決選投票では、石破氏の215票(議員189票、都道府県26票)に対し、高市氏は194票(議員173票、都道府県21票)という僅差だった。

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