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船長に借りたリールで上向き “鬼巻き”効果!!サワラ粘りの1匹 シーズン初日は大爆釣の船中52匹
2024年09月27日 04:30
社会
東京湾の激アツシーズンがやってきました。今年はいつ始まるか…とドキドキしながら待っていたことでしょう。
サワラ取材は約2年ぶりということで、前回ヒットしていたタックルとルアーを携えて挑戦してみました。が、ここで大きなワナが。
昼を回ろうというのに、待てど暮らせど当たりが出せない。どうした?両隣の釣り人は小型のサゴシもサワラもポコポコ釣っているよう。
最初はなんとか釣れるだろうと思っていた私も、昼にもなるとさすがに焦りが。勇気を出して「どんな道具使ってるんですか?」と聞いてみると、2人ともエクストラハイギアのリールを、さらに“鬼巻き”しているみたい。な、なるほど…今のサワラはこのスピード感じゃないと食ってこないのか。おかしいなあ。2年前はこのくらいの速さでもいけたんだけど。ポツリとつぶやくと「2年前とは魚が変わってますね」と杉本光船長。そして「もう、しょうがないなぁ」なんて言いながらも、自分の大切なリールを貸してくれたのでした。ありがとうございます。
さぁ、もう怖いものナシ!気持ち新たにお借りしたエクストラハイギアのリールで“鬼巻き”するのみだ。
うおおおおと気合を入れて巻き始めると、水面近くにフラッ、と一瞬、魚影が見えた気が。グンッッ。一瞬で持っていかれるルアー。ジジジジと響く軽快なドラグ音に、サワラを確信。待ちに待ったヒット。この1匹を逃してなるものか。「サワラぁー」と叫ぶと同時に船長が飛んできた。
船下をかわして、ザブッと一気に玉網へ。念願のサワラサイズで美しいボディーがギラッと鈍く光った。粘りに粘った末の1匹に、船長や周りのお客さんたちと熱くハイタッチを交わしたのでした。
開幕日の吉久はなんと船中52匹と大爆釣。シーズン初日を終えた感想は?船長に聞いてみると「最高のスタート。今年はかなり期待できそうなのでデビューするにはもってこいです。サワラを狙いながらタチウオやイナダ、マダイなどのおいしいゲストも釣れるので、お土産も期待できますよ」と爽やかな笑顔で答えてくれました。
≪イチ推しは味噌煮≫サワラ船のかじを握る杉本船長は、実は元板前さん。そんなプロイチ推しのサワラレシピは「味噌煮」だそう。作り方はサバの味噌煮と同じでとても簡単!サワラの肉厚で芳醇(ほうじゅん)な脂が味噌と最高にマッチするのだそう。ダイエットしなきゃいけないのに、箸が止まらないよ~。
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、浦安・吉久=(電)047(351)2983。出船時間は午前7時、乗合料金は氷付き1万2000円。そのほかタチウオ船、マアジ船、フグ船も出船中。
◇富士村 彩花(ふじむら・あやか)1988年(昭63)生まれ、北海道出身。慶大環境情報学部卒。モデルとして活躍中。