伊藤有希 「サンキュー」2勝 沙羅の50勝また阻止
2017年01月21日 05:30
ジャンプ
「2本ともK点を越えることができなかったが、優勝できてうれしい。今日のビブスが39番だったので“サンキュー”ということで感謝を伝えられたらなと思います!」。優勝会見では箱根駅伝で青学大の原晋監督が掲げた“サンキュー大作戦”をマネする余裕を見せた。「ジャンプの内容は札幌の方が良かったし勝ち方も札幌の方が気持ち良かったです」と言いつつも、22歳のヒロインに最高の笑顔がはじけた。
14日から始まった国内4連戦のうち3戦が終わり、優勝、2位、優勝と抜群の結果を残した。これまで世界のトップを走り続けてきた2歳年下の高梨について、伊藤は「技術面もそうだし、気持ちの面でもぶれない」と尊敬のまなざしで見つめてきたが、国内シリーズでは完全に主役の座を奪った。
同郷・下川町の大先輩であり、所属の土屋ホームの葛西紀明兼任監督(44)も「だんだん男子に近いジャンプをするようになってきた。最初からギュッと前傾姿勢で素早い組み立てができる世界の3、4人の中に有希がやっと入ってきている感じ」と成長を認める。永遠とも思われた「国内2番手」から、金メダル候補へ。18年平昌五輪へ、高梨との二枚看板はさらなる厚みを増している。
◆伊藤 有希(いとう・ゆうき)1994年(平6)5月10日生まれ、北海道下川町出身の22歳。4歳からジャンプを始め、下川小6年時の07年3月にはW杯より1つカテゴリーが下のコンチネンタル杯で日本勢最高の3位。下川商を経て4年前に土屋ホームに入社。W杯の表彰台はこの日で13度目(優勝2度、2位7度、3位4度)。父・克彦さんは元複合選手でW杯出場経験もあり、現在は下川ジャンプ少年団の指導者。母・真智恵さんは元アルペンスキー選手。弟・将充もジャンプ選手。1メートル61、47キロ。
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