「錦織よ、無慈悲になれ」チャン・コーチが説いた4大初制覇の心構え

2017年01月24日 05:30

テニス

「錦織よ、無慈悲になれ」チャン・コーチが説いた4大初制覇の心構え
錦織について語るマイケル・チャンコーチ Photo By スポニチ
 【全豪オープンテニス第8日 ( 2017年1月23日    オーストラリア・メルボルン )】 圭よ、情け容赦ない選手になれ!男子シングルス4回戦で敗れた錦織圭(27=日清食品)のコーチを務めるマイケル・チャン氏(44)が23日、会場内で行われたレジェンド選手の記者会見に出席。前日のフェデラー戦を踏まえ、4大大会初制覇に必要な心構えを説いた。
 前夜の敗戦はチャン・コーチにとっても悔いが残った。フルセットで敗れたフェデラー戦について「序盤は圭が支配していた。5―1からもっと早くセットを取っていれば、その後の展開も違っただろう」と振り返った。指摘したのは第1セットの拙攻だ。序盤の大量リードを守り切れず、タイブレークまで持ち込まれた。その間にミスの目立ったフェデラーにプレーを整える時間を与えてしまった。「No・1になろうという選手は優位な状況でもリラックスしたりしない」と語り、「無慈悲になれ。コート上に気遣いが入り込む余地はない」と強調した。

 錦織の次戦はアルゼンチン・オープン(2月13日開幕)になる。チャン・コーチは「圭は正しい方向には向かっている。ハードな練習を続けてもっと自信を積み上げることだ」と今後のシーズンに期待した。

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