炎鵬 初土俵から無傷21連勝 小錦に並ぶ22連勝に王手

2017年09月22日 13:59

相撲

炎鵬 初土俵から無傷21連勝 小錦に並ぶ22連勝に王手
大相撲秋場所13日目、田辺(左)に押し出しで勝利した炎鵬 Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所13日目 ( 2017年9月22日    両国国技館 )】 横綱・白鵬がスカウトした三段目・炎鵬(22=宮城野部屋)がライバルとの全勝対決を制して連勝を21に伸ばした。
 同じ高校、大学で同学年だった田辺との対決。「一発入ってクラッとして、訳分からなくなった」。立ち合いは潜って懐に入り込んだが、強烈な突きを顔面に食らって頭が真っ白になった。「これはやばい」。本能で相手に迫ったものの、さがりをつかんで体が落ちそうになり、再び「やばい」と思った。大ピンチとなってからは「出るしかない」と腹をくくり、懸命に前に出て後退する相手を押し出した。

 両鼻から鮮血を流す激闘を終え、「絶対に引いたら負けると思った。先場所より落ち着いてできた」と安ど。「学生の頃は正直、僕の方が強かった」と明かすものの、「この世界に入って“超された”と思うのが嫌だった」という気持ちを全面に押し出した。初土俵からの21連勝は歴代単独6位。千秋楽は3場所連続優勝を懸けて全勝の満津田(峰崎部屋)と対戦するが、記録には反映されないため、来場所で22連勝となれば元大関・小錦、元小結・時天空に並ぶ。

 「横綱の存在が一番大きい。一番一番にかける想い。集中力が凄い。一切手を抜いたりしない」。白鵬の背中を見て腕を磨き、「ここまで行けると思ってなかった」という21連勝を飾ると「しっかり(決定戦も)勝って優勝したい」と意気込んだ。

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