新葉「悔しい」銀、わずか1・36点差 ファイナル進出は望み
2017年11月05日 05:30
フィギュアスケート
「ジャンプを降りた後の流れをもう少し楽に滑れたら」
優勝したザギトワは、基礎点が1・1倍になる後半に全7本のジャンプを入れてくる。その差も出た。
「終わった瞬間はミスがなく滑れたので凄くうれしかったけど、点数を見て、1位までいっていなくて、本当に悔しいです」
GPシリーズ初優勝はあと一歩で逃した。その一方で、日本人直接対決と騒がれた舞台で、2位だったショートプログラム(SP)に続いて日本勢最上位を譲らなかった。
負けず嫌いに火が付いたのは、昨季があるからだ。最初の敗北は9位だった2月の四大陸選手権。「同世代の三原さんが優勝して、凄く悔しかった」。追い打ちをかけるように、4月の国別対抗戦で「最高の演技」をしながら、得点で三原の後塵(こうじん)を拝した。1学年上のライバルを倒すことが、18年平昌五輪への近道になると確信した。
「どれだけ頑張ればいいか見えた」
栄養士の教えを受け、最適な一日の摂取カロリーも知った。「ケーキは食べたいけど、我慢」。取り組んできたことが徐々に実を結んで、三原より上の順位になった。GPファイナル出場は今後の動向次第ながら、ボーダーラインには残った。日本のエースの階段を駆け上がっていく。
▽女子フィギュアスケート18年平昌五輪出場への道 女子の枠は2。1人目は全日本選手権(12月20日開幕、東京都調布市)の優勝者。もう1人は(1)全日本の2、3位(2)GPファイナルの日本勢上位2人(3)全日本終了時の世界ランク上位(4)今季の最高得点(国際連盟公認)から総合的に判断され、選出される。GPファイナルは、出場したGPシリーズ2戦の順位点の上位6人だけが出場できる。出場の近年のボーダーラインは24点で樋口はロシア杯3位(11点)と今大会2位(13点)を合わせて24点で、踏みとどまった。三原は4位(9点)のため次戦で優勝(15点)しなければ出場は絶望的。
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