カーリング女子準決勝・韓国戦の「ツボ」 ミスせず我慢し相手にとって嫌な展開に

2018年02月23日 19:00

カーリング

カーリング女子準決勝・韓国戦の「ツボ」 ミスせず我慢し相手にとって嫌な展開に
韓国との準決勝を前にショットを確認する藤沢 Photo By 共同
 【平昌冬季五輪   カーリング女子準決勝 日本―韓国 ( 2018年2月23日 )】 【今日のツボ教えます】カーリング女子・石崎琴美氏
 1次リーグでは4人がしっかりと自分の役割を果たしました。

 リード吉田夕梨花さんは安定感が抜群で良いガードを置いて流れをつくっています。セカンド鈴木さんはテークアウトショットが速すぎて自分の石も出てしまう場面があるのでウエートの修正が必要です。2人はスイープでも貢献しています。掃く力はもちろんスピードの変化を見極めるジャッジも的確です。

 サード吉田知那美さんは調子を落としていますが、気持ちのコントロールさえできれば良いショットが投げられるはずです。スキップ藤沢さんは苦しい展開でも難しいドローショットを決めてチームを救ってきました。

 韓国はリードからスキップまでショット成功率が高く大きなミスがないチームですが、1次リーグの対戦の第9、第10エンドは攻略のヒントになります。ともに先攻でしたが、第9エンドは藤沢さんが最終投で相手の石をはじき出しガードの裏にロールさせ、第10エンドは最終投で良い位置にガードをつくり、相手のミスを誘いました。

 我慢してミスをせず相手に難しいショットを投げさせる展開に持ち込みたいところです。完全アウェーになりますが、コミュニケーションを取って気持ちよくカーリングをすれば勝てると思います。(02年ソルトレークシティー、10年バンクーバー両五輪代表)

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