羽生 足の痛みは「20〜30%減」 5回転は「機会があれば」

2018年02月27日 15:41

フィギュアスケート

羽生 足の痛みは「20〜30%減」 5回転は「機会があれば」
日本外国特派員協会で記者会見を行った羽生結弦 Photo By スポニチ
 平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)が27日、外国特派員協会で会見を行った。
 金メダルを首から提げて会見に臨んだ羽生は足の負傷に負けず2連覇できた原動力について「幼い時から五輪での金メダルが夢だった。具体的に2連覇とは考えていなかったが、この年齢、この時の五輪で金メダルを獲りたいという気持ちがずっとあった。その気持ちにずっと押してきてもらった」と説明。

 練習できなかった期間は、自らのケガについて調べていたそうで「どのように痛みと向き合えば早く治るか、けがを再びしないようにするトレーニングの方法やピークの作り方、試合に向かう時のメンタルについてすごく勉強した」。現在も足の痛みは「(最も痛かった時から)20〜30%ぐらいしか落ちていない」と明かし「痛みを落としてくれたサポートメンバーに感謝して、これからも滑りたい」と話した。

 次の目標である4回転アクセルの跳び方については、立ち上がって身振りを交えて説明する場面も。その難易度については「目をつぶって2回転しながら縄跳びで4重飛びする」と表現した。ジャンプと芸術性との兼ね合いを問われると「芸術というものは正しい技術、徹底された基礎に裏付けられた表現。それが足りないと芸術にはならない」との持論を述べ、「自分は難しいジャンプを跳びつつ、それがあるからこそ芸術が成り立つというジャンプをしていきたい」と力説した。

 さらに科学的には可能とされる5回転ジャンプについては「機会があれば挑戦したい。5回転半は無理かもしれないが…。幼いころからコーチに“5回転もやれ”と言われていた」と前向きな姿勢を見せた。

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