羽生、驚額3550万円!チャリティー出品スケート靴の入札、びっくり高騰
2018年03月07日 05:30
フィギュアスケート
同協会事務局は50万円以上での入札希望者には、メールでの事前連絡を義務づけていた。しかし未連絡での高額入札が相次いだことを受け、6日14時40分に出品を一時停止。再出品する対応を取った。1円から再スタートされてからも価格はなだらかに上昇を続け、6時間余りで400万円を超えた。
今回出品されたエッジなしのスケート靴は、羽生が愛用するエデア社の最上級モデル、アイスフライ。日本総代理店の「アイススペース」では税込み7万5600円で販売されており、価格は約470倍にまではね上がった計算となる。宮城県仙台市出身で、自ら被災した経験を持つ羽生は、16年にも同協会を通じてスケート靴を出品。落札金額は、宮城や福島などの被災した小・中学校が希望の物を選んで寄贈されるほか、部活動や遠征試合の際の移動費などとしても役立てられる。
多方面で空前絶後の“羽生バブル”が起こっている。出版各社では写真集が増刊され、フリーの使用曲が収録されたCDの追加生産も決まった。オークションサイトでは連覇を報じる新聞号外の出品が相次いだほか、同モデルのジャージーや平昌五輪で手に入れたとされる直筆サイン入り色紙なども取引されている。
羽生本人は、7年が経過しようとしている東日本大震災の復興支援への純粋な思いを伝えているにすぎない。だが、周囲の過熱ぶりはその想像を超えている。高騰を続けるスケート靴の入札は11日22時36分まで。果たしていくらで落札されるのか、注目される。
▽ヤフオク! インターネットサイト「Yahoo! JAPAN」が提供するオークションサービス。日本では99年9月にサービス開始。常時約5000万点以上の出品があり国内最大規模。出品物は多岐にわたり、生活用品から一戸建てまで取り扱う。09年には和歌山県が出品した1万平方メートルの更地が6億3300万円で落札され話題になった。
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