羽生パレード 円滑に進行 実行委員会が尽力 トイレはコンビニなどに依頼

2018年04月23日 08:25

フィギュアスケート

羽生パレード 円滑に進行 実行委員会が尽力 トイレはコンビニなどに依頼
パレードの最中、笑顔で手を振る羽生結弦(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)の祝賀パレードが22日、故郷の宮城県仙台市で行われた。沿道に集まった観客は4年前の9万2000人を上回る10万8000人。羽生がパレードカーに登場すると、駆けつけたファンから「ゆづ〜」「ありがとう」などの大歓声が上がった。この日は最高気温29・9度と4月の観測史上最高を記録したが、人垣で埋め尽くされた沿道は負けないほどの熱気にあふれた。
 羽生は地元・仙台市で11年東日本大震災を経験した後、チャリティーアイスショーなどを通じて東北の復興を支援してきた。福島県田村市出身で、東京電力福島第1原発事故で一時避難生活を余儀なくされた専門学校生古谷真子さん(22)は「震災の直後から東北を思って滑ってくれた。感謝を伝えたくて一生懸命に手を振りました」と話した。

 地元だけでなく遠方からも多くのファンが駆けつけた。東京から1人で来たという高校2年の女子生徒(17)は「“ありがとう!これからも頑張って”と声を掛けました。一生のいい思い出になりました」と満面の笑みだった。

 4年前より観客が増えることが予想されたため、それぞれ100人を増員し、警察官469人と、市や県の職員とボランティア計約1500人が警備にあたった。懸案事項の一つだった「トイレ問題」も実行委員会が事前にコンビニエンスストアに使用許可を申し出て対応。周到な準備でパレードは円滑に進行した。

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