日本の開幕戦相手はルーマニアからロシアに変更 代表資格で不正 19年ラグビーW杯

2018年05月16日 01:20

ラグビー

 国際統括団体ワールドラグビー(WR)は15日、2019年のワールドカップ(W杯)日本大会の欧州予選で選手の代表資格に問題があったとして、日本と開幕戦で対戦する予定だった欧州代表のルーマニアの出場権を取り消し、ロシアが繰り上がると発表した。ロシアのW杯出場は11年のニュージーランド大会以来、2大会ぶり2度目。日本との通算対戦成績は日本の4勝1敗となっている。
 今年3月までに2年間に渡って開催された行われた欧州予選では、当初ルーマニアが1位、スペインが2位で終了。ルーマニアが8大会連続のW杯出場権を獲得した。ところがその後、ルーマニア、スペイン、ベルギーが本来同国代表資格を持たない選手を欧州予選に出場させていたことが発覚。無資格者が出場した試合1試合あたり、勝ち点5を減点する措置が決まり、予選3位だったロシアが繰り上がることが決まった。また、ドイツとポルトガルの勝者がサモアと対戦し、その勝者がW杯出場権を得て日本などと同じ1次リーグA組に入る。

 ラグビーW杯で出場権を得た国が取り消されるのは、前代未聞の不祥事。WRによる代表資格の認定など、競技の根幹に関わるルールへの信頼性が大きく揺らぐ事態に見舞われている。

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