セルティクスがホームで連勝 ジェームズ42得点もキャバリアーズは苦杯

2018年05月16日 13:01

バスケット

セルティクスがホームで連勝 ジェームズ42得点もキャバリアーズは苦杯
歓喜するセルティクスのモリスとロジアー(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体2位のセルティクスは15日(日本時間16日)、地元ボストンで地区決勝シリーズの第2戦に臨み、4位のキャバリアーズを107―94(前半48―55)で退けて2戦2勝。同一カードだった昨年の地区決勝では敵地での最初の2試合を落としたが、ホーム・アドバンテージを握っている今年は地元で白星を2つ並べ、今ポストシーズンでは本拠地TDガーデンで8戦全勝とした。
 セルティクスは前半で7点をリードされたものの、第3Qを36―22として主導権を奪回。23得点を稼いだジェイレン・ブラウン(21)を含む先発の5人に加え、ベンチから出たガードのマーカス・スマート(24)も11得点と9アシスト、4スティールをマークするなど、チーム一丸となった戦い方で試合をひっくり返した。

 15得点と10リバウンドを稼いだセンターのアル・ホーフォード(31)は、6点差に詰め寄られた第4Qの残り4分25秒からの1分31秒間に1人で連続8得点。レイアップに持ち込んだ際、キャバリアーズのJR・スミス(32)に押されて腰を痛める場面(スミスのフレイグラント・ファウル)もあったが、土壇場でチームをきっちりと支えた。

 第4Qでの要所では執ようなディナイ・ディフェンス(相手に密着して楽にボールをもらわせないこと)でキャバリアーズのパスコースを遮断。試合全体では15回のターンオーバーを誘発させて試合の流れを変えた。

 キャバリアーズは前半でリードを奪い、25点差で大敗した第1戦とは違った試合内容を見せたが、後半に入って失速。第1戦で15得点に終わったレブロン・ジェームズ(33)は39分の出場で42得点、10リバウンド、12アシストを記録し、今プレーオフで3回目のトリプルダブルを達成したが、勝利には結びつかなかった。

 ジェームズは第1Qだけでプレーオフでの1クオーターの自己記録に並ぶ21得点。第2Qの終盤、ジェイソン・テータム(20)の左肩があごを直撃していったんロッカールームに下がったが、後半もプレーは続行して14点差がついた第4Qの残り1分48秒までコートに立った。

 ケビン・ラブ(29)も22得点と15リバウンドをマークしたが、セルティクスと違ったのは2ケタ得点を挙げたのが11得点のカイル・コーバー(37)を含めて3人だけだったこと。ターンオーバーもジェームズが6回、6得点に終わったジェフ・グリーン(31)が5回も犯すなど、セルティクスの密着ディフェンスを最後までかわすことができなかった。

 第3戦と第4戦はクリーブランドに場所を移して行われるが、リーグ最多の17回のファイナル制覇を誇るセルティクスはプレーオフで2勝0敗となったケースでは過去37シリーズをすべて制覇。4年連続のファイナル進出を目指すキャバリアーズは、“V率0%”というきびしいデータと直面しながらクリーブランドに戻ることになった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(43・5%)、キャバリアーズ(46・3%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(32・3%)、キャバリアーズ(32・3%)

 ▼FT成功率=セルティクス(85・0%)、キャバリアーズ(58・8%)

 ▼リバウンド=セルティクス(46)、キャバリアーズ(45)

 ▼アシスト=セルティクス(24)、キャバリアーズ(18)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(6)、キャバリアーズ(15)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(12)、キャバリアーズ(9)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(50)、キャバリアーズ(42)

 ▼ベンチスコア=セルティクス(18)、キャバリアーズ(21)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ブラウン(セルティクス=23)、ジェームズ(キャバリアーズ=42)

 ▼チーム最多リバウンド=ホーフォード(セルティクス=10)、ラブ(キャバリアーズ=15)

 ▼チーム最多アシスト=スマート(セルティクス=9)、ジェームズ(12=キャバリアーズ)

 <東地区決勝日程>

 ▼第3戦(19日=クリーブランド)

 ▼第4戦(21日=クリーブランド)

 ▼第5戦(23日=ボストン)

 ▼第6戦(25日=クリーブランド)

 ▼第7戦(27日=ボストン)

 *日付は米国時間

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