ザギトワへの秋田犬贈呈に首相臨席へ 日ロ友好を演出

2018年05月16日 21:48

フィギュアスケート

 平昌冬季五輪フィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手(15)に秋田犬保存会が子犬を贈呈する今月下旬の式典に、首脳会談のためロシアを訪問する安倍晋三首相が臨席する方向で調整されていることが16日、分かった。複数の関係者が共同通信に明らかにした。
 日本政府関係者は「日ロ友好を演出する良い機会になる」と強調する。ただ秋田犬保存会の会長で日本維新の会の遠藤敬国対委員長は「贈呈するのはあくまで保存会。首相が贈呈する形になれば会員に説明がつかない。友好演出はやぶさかでないが節度を守ってほしい」と話している。

 安倍首相は25日にサンクトペテルブルクで国際経済フォーラムに参加し、26日にモスクワでプーチン大統領と会談する予定。犬の贈呈式は遠藤氏も出席し26日に行う方向で調整中だが、保存会でなく日本外務省が主導する状況になっている。

 保存会によると、贈られるのは赤毛の雌。平昌五輪前に新潟で調整していたザギトワ選手が雑誌で見た秋田犬を気に入り、母親に飼いたいと相談。これを知った保存会が贈呈を決めた。ザギトワ選手は「勝利」の意味を込め「マサル(勝る)」と名付ける意向だ。

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