五輪会場でサーフィン大会 地元出身の大原洋人が意気込み「波は分かっている」

2018年05月19日 20:46

サーフィン

五輪会場でサーフィン大会 地元出身の大原洋人が意気込み「波は分かっている」
午前練習を終えて引き上げる大原洋人(中央) Photo By スポニチ
 20年東京五輪での実施が決まっているサーフィンのプロツアー大会、一宮千葉オープンが、21日に五輪会場と同じ千葉県一宮町の釣ケ先海岸で開幕する。19日には出場選手が同地で練習を行い、五輪代表候補に挙げられる男子の大原洋人(21)が大会制覇への意気込みを語った。
 午前中にライディングの感触を確かめた大原は「今年はこの試合に向けて調整してきた。調子は悪くない」と語った。4月にはインドネシア・バリ島で大会出場とオフを兼ねて約2週間滞在し、心身共にリラックス。同下旬に帰国後は、海外よりも小さい日本の波に対応するため、フィジカルトレーニングについても「瞬発系を中心にやった。どれだけ瞬時に動けるか」と反応速度を高めてきたという。

 地元一宮町出身だけに「波に関しては分かっている」と特徴を熟知している。今回はパーソナルコーチであるオーストラリア人のマーティン・ダン氏を帯同。盤石の態勢を整えて大会初制覇に挑む。

 一方、女子大会で2連覇の懸かる地元在住の川合美乃里(17)は、体調を優先するために練習は回避。それでも「毎日ここで練習しているし、優勝できたら」と意気込みを語った。川合も釣ケ先の波を熟知しており、今大会のために2週間かけて約3キロ減量。小さい波の場合は体が軽量の方が有利とされており、炭水化物や好物の揚げ物を断って大会仕様のボディーに仕上げた。

 大会は今回が3回目で、初開催だった16年以来となる仮設スタンドも設置し、期間中は地元小学生や一般客に無料開放する。クライマックスとなる26、27日には、JR上総一ノ宮駅から会場まで送迎シャトルバスも運行される。

おすすめテーマ

2018年05月19日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム