現役復帰表明の高橋大輔 今後の目標は「まずは全日本選手権」羽生、宇野には「勝てる気は一切しない」
2018年07月01日 21:41
フィギュアスケート
――現役復帰を決めた理由は。
「最終的に決断したのは昨年の全日本選手権。(引退後は)テレビの仕事をしていたが、全力でやっている人たちに会う中でこれが本当にやりたいことなのかと思うようになった。良いパフォーマンスは出せて5、6年。自分のスケートをするために現役復帰した」
――今後のプランは。
「とりあえず戦える位置に行けるかも分からない。まずは全日本選手権に向けて、4年のブランクは相当あるが6カ月間でやれることをやりたい」
――復帰に向けて刺激になった選手は。
「みんなですかね。ジャンプは一番戦う上で必要なので、ネイサン・チェン選手のジャンプは研究した」
――4回転時代となり、ルールも改正されるが。
「やってきた経験とは違う。ルールも変わるのでフレッシュな気持ちでいけるのではないか」
――国際大会出場については。
「頭の中には考えていない。(やっていく中で)変化があるかもしれないが、世界と言うよりは日本の中でどう戦うか。22年北京五輪までは考えていない、無理だと思います(笑い)」
――ジャンプの目標は。
「4回転2種類くらいは飛べるようにしたい。練習をしていく中で現役後半よりは良い感じになってきた。感触は良い」
――平昌五輪はどういう気持ちだった。
「ただ応援する気持ち。戻るとしてもそことは戦えないかな。別次元だと思って、切り離して考えていた。一国民として素直に喜んでいた」
――現役中はけがもあったが、現在の状態は。
「日々の練習の調子を見つつ、ケアはしている。良くなることはないが、膝の補強なども取り入れたので今までとは違う体だと思う」
――羽生、宇野という存在は
「勝てるものなら勝ちたいが、勝てる気は一切しない(笑い)練習をしていく中で、自信がついたら思い切り食らいついていきたい。不安はあるが楽しみもある。勝てなくて当たり前、その中でやっているので勝てたら儲けもの。一緒に戦えるのは全日本選手権。最終グループに入って一緒に6分間練習をしたい」
――復帰に際して相談した相手は。
「報告はギリギリ。(浅田)真央や(織田)信成にした。凄く賛成してくれた。相談と言うよりは報告」
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