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勝てば優勝決定戦も…高安 10秒立てず「必ずこの悔しさバネに」

2018年11月26日 05:30

相撲

勝てば優勝決定戦も…高安 10秒立てず「必ずこの悔しさバネに」
御嶽海にすくい投げで敗れた高安(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所千秋楽 ( 2018年11月25日    福岡国際センター )】 勝てば優勝決定戦の千秋楽結びの一番。頭をつけられる不利な体勢から徐々に持ち直した高安だったが、右上手を引けそうになった時に御嶽海のすくい投げに屈した。土俵に倒れ込むと目をつぶって顔をしかめ、立ち上がるまで10秒ほどかかった。精根尽き果て、悲願はかなわなかった。
 支度部屋では悔しさを押し殺すように無言を貫いた。福岡市内での千秋楽祝賀会では「期待に応える結果を残すことができませんでした。申し訳ない気持ちとともに悔しい気持ちでいっぱいです」と胸の内を明かした。そして「必ずこの悔しい気持ちをバネに、近い将来、優勝の報告ができるように精いっぱい頑張りたい」と後援者らに約束した。

 05年春場所の初土俵から82場所目。先代師匠の元鳴戸親方(元横綱・隆の里)の初優勝は86場所目で、兄弟子の稀勢の里は89場所目。2人はその後に横綱に昇進した。今年は3場所で12勝を挙げたように、賜杯は近づいてきている。リベンジの機会は、すぐにやってくる。

 ○…優勝を逃した高安に関して、横綱審議委員会は来年1月の初場所での綱獲りについて慎重な姿勢を見せた。きょう26日、地方で初めて横審が開催されるのに合わせ視察した北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「3横綱がいなくても堪能した。横綱もうかうかしていられない。横綱はいらない、と言われそうだ」と会場の盛り上がりを指摘。高安については「綱獲り?一応、準優勝か。来場所の成績次第かな」と慎重だった。

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