米ゴルフ界の“孔雀”が死去 PGAツアー通算20勝のダグ・サンダース氏 86歳
2020年04月13日 09:16
ゴルフ
1960年代から70年代にかけてカラフルなファッションで人気を集め、米PGAツアーで通算20勝を挙げたダグ・サンダース氏が12日にヒューストンで死去。AP通信が元妻でもあるスコッティーさんからの情報として伝えているもので86歳だった。死因は明らかになっていない。
2007年のインタビューでサンダース氏は「昔、ゴルフ界には定番の質問が2つあったんだ。“アーノルド・パーマーはいつもきょうのスコアはいくつだ?”と聞かれ、私は“きょうのウエアは何だ?”と聞かれていたよ」とコメント。当時のサンダース氏のウエアはトーナメントでの話題のひとつで、その色彩の豊かさから“フェアウェーのピーコック(孔雀)”という異名があった。
一方、ゴルフの成績も素晴らしくアマチュアとして出場した1956年のカナディアン・オープンでPGAツアー初優勝。以来、1972年のケンパー・オープンまで通算20勝を挙げた。
メジャーではすべて1打差の2位が4回。全英オープンでは1966年にジャック・ニクラウスにあと1打及ばず、1970年の同大会では最終日の最終ホールで90センチのパーパットを沈めていれば優勝だったが、これを外して翌日のプレーオフで再びニクラウスに敗れた。
1959年の全米プロではロブ・ロスバーグ、1961年の全米オープンではジーン・リトラーにそれぞれ1打差の2位。ビッグ・タイトルには最後まで縁がなかったが、時代を象徴する人気ゴルファーとして活躍した。1970年の全英でプレーオフの末にニクラウスに敗れたときには「たとえ英語の使い手であっても、こんな短いパットを外して優勝を逃したときに自分の気持ちを表現する言葉は見つからない」という“名句”を残している。
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