池江、念願インカレも4位じゃ満足できない!「悔しい気持ちがパリ五輪の活力になる」
2020年10月02日 05:30
競泳
予選を東京都特別大会のタイムより0秒45速い25秒87で6位通過。決勝はスタートで出遅れたが徐々に前に出て、25秒62で表彰台に0秒04差と迫った。息継ぎの回数は1カ月前のレースと同じ1回だけ。前回はラスト15メートルで呼吸して苦しくて失速したため、今回は最後の10メートルで息を吸った。復帰戦の反省を生かし「完全に戦略通りに泳げた」と強調。学生新記録で優勝した今井からは「復活が早い。やっぱり天才だと思った」と絶賛された。
念願のインカレ出場だった。昨年9月。一時退院して3日連続で観戦に訪れ、日大を応援。チームメートから励まされて涙し、1年後の復活を誓った。週2度の筋力トレの成果もあり、この1カ月で体は一回り大きくなった。東京都特別大会の前は「前とは違う細くなった体を見せる恥ずかしさがあった」と不安を抱えていたが「今回は楽しみの方が強く、自信を持って泳げた」と言う。大学対抗のインカレは総合得点で順位が決定するが、池江は4位で15点を獲得。2日には女子400メートルリレーに出場する可能性も浮上した。実現すればさらにチームに貢献できる。「メンバーに選ばれたら全力で泳ぎたい」と力を込めた。
12月に開催予定の日本選手権の参加標準記録25秒94も突破。出場権獲得は確実な状況だが、今後のレースプランは未定。「次の大きな目標にとらわれず、一歩ずつやっていきたい。日々の練習を頑張るのが今やるべきこと」と前を向いた。16年リオ五輪の100メートルバタフライでは銅メダルに0秒23差の5位。悔しさをバネに飛躍を遂げた。この日は3位から、わずか0秒04遅れ。タッチの差に肩を落とす姿が、勝負の世界へカムバックした証だ。
▽日本学生選手権水泳競技大会(インカレ) 1921年にスタートし、今年で96回目を迎える。主催は日本水泳連盟で、主管は同連盟学生委員会。男女別学校対抗で、総合得点男女各1位の大学が選手権を獲得する。昨年は男子が日大、女子は日体大が優勝した。
おすすめテーマ
2020年10月02日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
女子100メートル障害決勝はママさんハードラー寺田VS今季好調の青木
-
男子1500メートル 館沢亨次、3度目Vに成長実感「自分でレースを作って勝てた」
-
桃田賢斗らデンマークOP出場辞退 バド日本代表、派遣選手団を変更
-
日野龍樹、今季か来季で引退へ「疲弊ですかね」3日にジャパンOP
-
山本草太「楽しんで盛り上げていきたい」3日にジャパンOP
-
小祝さくら 69で単独首位浮上!初メジャー制覇へ自然体「まあまあな感じです」
-
男子200メートル 小池祐貴が全体トップで決勝へ、飯塚翔太は2組2着
-
フィギュアNHK杯の公式HPが公開 出場予定選手に村元哉中&高橋大輔組、三原舞依ら
-
女子三段跳びはボブスレーとの二刀流ジャンパー・森本が連覇 陸上日本選手権
-
樋口新葉、3回転半意欲「バシっと決められるように」3日にジャパンOP
-
川畑和愛「楽しんで滑りたい」3日にジャパンOP
-
池江璃花子 女子400mリレー決勝はメンバー外れる 予選では力泳 上野監督「大きな泳ぎで良かった」
-
金谷拓実 プロ転向後押しした全米OPでの「悔しい思い」…松山先輩と同じ大学4年で決断
-
スポーツ庁の室伏長官が金色ネクタイで所信表明 「施策に十分なひねりを加える」
-
アマ世界1位・金谷拓実がプロ転向 15日開幕日本オープンでデビューへ
-
Vリーグ女子17日開幕 荒木絵里香「来年の東京五輪につなげたい」
-
女子ハンマー投げ 渡辺茜が貫禄の連覇「ホッとした」 陸上日本選手権
-
日本スケート連盟、アプリで選手らのヘルスチェック 新型コロナ感染予防で
-
卓球・丹羽孝希 一般女性との結婚発表「目標に向かって頑張っていきます」
-
藤田寛之のレッツビギン!!実践編 ミススポーツ上達の道【第1回 スライス矯正法】
-
畑岡奈紗「64」 首位に1打差3位の好発進 渋野日向子は5差22位
-
池江、念願インカレも4位じゃ満足できない!「悔しい気持ちがパリ五輪の活力になる」
-
池江、レースを終えて「第二の水泳人生として自己ベストを出せた満足感」
-
今井、女子50m自由形優勝も池江に敬意「一緒に決勝の舞台で戦えたのは凄くうれしい」
-
【林享の目】池江、東京五輪自由形狙える 想像以上の回復ペース
-
英莉花、首位から4打差の3位!メジャー初制覇へ好発進
-
小祝、2打差2位 笹生の爆音ショットにびっくり「彩佳ちゃんと凄い音だねと話していた」
-
上田、パター光り3位スタート「微妙な距離が入ってくれた」
-
木下、5位発進「パターが良くて、微妙な距離が入ってくれました」
-
古江、連続ノーボギー止まる「距離感が合っていなかった。しっかり合わせていきたい」
-
渋野、予選通過を目標「最低限、4日間戦うことが大事」
-
桐生、1着も不満「スタートでよろけてしまった」決勝に向け「最後の10メートルを焦らず」
-
ケンブリッジ、100m準決勝で10秒23 2日に桐生と決勝激突
-
桐生、ケンブリッジに待った! 多田が全体トップで決勝進出 男子100メートルで初の日本一へ
-
男子やり投げ・新井、倍返しでV7!「ここ数年にないくらい楽しめた」
-
女子やり投げ・佐藤が初優勝!北口2センチ差で連覇逃す
-
陸上日本選手権、新潟在住者限定で有観客開催
-
錦織、3時間53分の激闘で敗戦も手応え「今までの中で一番いい試合」
-
ベルテンス、車いす退場で舌戦展開「好きに言えば」 敗れたエラニが皮肉「お芝居なしでやってほしいわ」
-
時津風親方、2階級降格処分 新型コロナ対策ガイドライン違反
-
出稽古、5日から約2週間解禁も調整つかない 芝田山広報部長「今の時点でまとまっていない」
-
宇野&紀平、フィギュアGP11月第4戦から参戦
-
新スポーツ庁長官の室伏氏が初登庁「重責だなという印象」
-
元ラグビー日本代表・広瀬氏 #スポーツを止めるな「素晴らしいムーブメント」
-
広瀬氏、東芝で元同僚の湯原さん死去に「本当に寂しい気持ち」
-
さらにブレない弾道を実現したドライバーが話題
-
強く握らなくてもグリップできる 画期的なグローブが新登場